冬場の作業手袋といえば、裏起毛で厚手のゴム手袋ばかり売場に並んでいます。
が、そんな中に比較的シルエットが細い作業手袋を発見。
こんなんで冬の十勝を耐えられるわけないだろ!と思いましたので、使ってみました。
使用感をご報告いたします。
今回の商品はこれ
川西工業 Neoist(ネオイスト)
ウエットスーツ素材使用で油や水をはじく超撥水
暖かい!!
形状が湾曲で手が疲れにくい!!
アウトドア・軽作業に
ってエクスクラメーションマーク使いすぎだろ。
メイドインチャイナでお値段は1000円程。
どんな商品なの? 結論 暖かい!
ウエットスーツに使われているナイロンジャージで合成ゴムをはさんでいます。
ゴムに発泡剤を使い気泡を作ることで、断熱性を高めています。
空気の層が出来ることにより、熱伝導率が低くなっているようです。
使ってみた結果、「手袋自体が冷たくなりにくい」というファーストインプレッションです。
これが熱伝導率の低さということなのでしょうか。
手袋自体が冷えてしまい、冷たさが手に伝わってくる商品が結構あります。
体質によってはかゆみやかぶれ等に気を付けなくてはなりません。
肌ヨワ族の私は短い時間で使用することにしました。
車の雪下ろしや除雪、仕事では除雪用品の補充や駐車場の掃除なんかに使用しています。
比較的短時間で使用中のため、中が蒸れて水が溜まるようなことはありません。
マイナス5℃程度の寒さは問題なし
比較的細身のため細かい作業が可能(組み立て等)←アウトドアに良さそう
防水生地のため雪かきにも使える(※完全防水ではない)
防水縫製ではないので完全防水ではない
合板のバリなどの突起物にひっかけてしまうと切れてしまう
肌ヨワの人にはどうなのか未知数
外用作業手袋としてしばらく使ってみたいと思います。
中の蒸れ具合や耐久性、肌に合うのかなどを追加で書いていきたいと思います。
ということで、2週間ほど使ってみました。
結論どうなの?
結論から申し上げますと、私はリピートしません。
理由は次の通りです。
あくまでも私個人の使ってみた感想ですのでご了承ください。
私がNeoistをリピートしない理由
- 作りが残念
- 十勝の寒さには耐えられない
- 滑り止めが無い
- 耐久性が乏しい
1 作りが残念
と言いますのは、同じサイズでも作りがバラバラだということです。
特に指先の縫製にかなり個体差があり、かなり細い作りのものに当たってしまうと、指が奥まで入りません。
指先に空洞があるせいで、細かい作業に支障をきたします。
指の長さにも問題があり、同じLLサイズでも短いのものから丁度よいものまで個体差がかなりあります。
売場にある10以上の商品を試しましたが、左右ともピッタリくるものはありませんでした。
全てばらして、左右ともピッタリくるものを選べるのであれば良いのですが、そんなことをしたらお店の手間がすごいことになってしまいます。
2 十勝の寒さには耐えられない
本州では冬でも使える暖かさかなと思います。
-10℃を下回ると外作業はさすがに耐えられませんでした。
3 滑り止めが無い
商品の補充に使いましたが、滑り止めが無いので塩カルや滑り止めの砂の袋が滑る滑る。
手袋ではなく腕で抱えて運んでいたくらいです。
4 耐久性が乏しい
使って1週間たたずしてほつれてしまいました。
親指と人差し指の間の部分から崩壊が始まりました。
今の所耐水性に問題はない程度ですが、耐水性という1番の特徴を失ってしまいやすいのは困りものです。
良い点も書いていきます
細身のシルエットなので、鍵を回す等細かい作業が出来る。
車のカギやシャッターのカギを回すのに苦労はしません。
手袋の中の蒸れは問題なし。肌にも異常なし。
比較的短時間の使用でしたので、問題が出なかっただけかもしれませんが、私にとって問題ありませんでした。
手袋をしながら商品に乗った雪を払ったり、濡れた商品を持つことでの内部への浸水は有りませんでした。
超撥水に偽りなし!
といった内容です。
本州でのアウトドアでは十分に使える商品であると思います。
売場で見つけた際には、必ず左右のサイズを確認して購入することをオススメいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。