キャンプ場巡り　十勝　然別狭野営場

いざ、デジタルデトックスへ

帯広市から約1時間、鹿追町から30分強に位置しています。

最初は然別湖畔にあるものだと思い込んで、車を走らせていましたが、ナビが指示した先は湖の方ではありませんでした。

車は一直線に山の奥の奥に連れていかれました。

然別地域にはキャンプ場が二か所あるということを、その後知ることになりました。

今回は秘境と呼ばれて違わない、然別狭野営場へ行ってきましたのでご紹介いたします。

キャンプ場の前情報としては、携帯電話の電波が届かないということのみ。

世間のしがらみから逃げ出すために、デイキャンプへ出発です。

（念のため、家族には行き先を伝えてあります。何があるかわかりませんので。）

試練その１　辿り着いてみよ

キャンプ場到達までに試練が待ち受けています。

まずは、辿り着くこと。

帯広から道道を進むと、分岐路があります。

片方は然別湖畔へ向かう道、もう一方は然別狭野営場へ向かう道です。

その先に待っているのは、細く険しい山道。

車同士がすれ違うことが出来ない細さの道で、ヘアピンカーブが何度も続きます。

路肩にガードレールがない場面もありますので、車の運転に自信がない方はやめておいた方が賢明です。

バイカーさんに有名なキャンプ場ですので、バイクとよくすれ違うのは良いのですが、ＳＵＶなんかが前から来たときは恐怖を感じます。

場合によっては、待機所までバックで戻ることもしますので、ホリデードライバーさんはお気をつけて。

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山道での車の走行ルール

山道でのすれ違いにおいては登り車両が優先されます。

停止後の再発進が大変になる場面があるからです。

しかし、片側が転落の恐れがある道路で安全に行き違いが出来ない時は、転落の恐れがある方の車が一時停止をして、道を譲りましょう。

一定間隔ごとに待機所が設けられていますので、待機所からどの位進んだかをしっかり把握しましょう。

安全にすれ違えない時は、待機所に近い方が車を移動させるのが基本ルールです。

ただし、ルールが絶対ではありません。

相手が譲るのを待つのではなく、対向車が見えたら、安全な場所に止まっていてあげる、という譲り合いの精神を大切にしたいですね。

山道では路肩の側溝が草で隠れていることがあります。気を付けて、ゆっくりと走りましょう。

試練その２　刺客を払いのけよ

無事に辿り着き、駐車できました。

その先に待っているのはアブの大群でした。

虫嫌いの方もいますので、写真は載せませんが、外出自粛前のチカホを通る人位いました。

後から調べてみると、アブやブヨは名物となるくらい有名のようです。

温泉の泉質が繁殖に適している？なんてことも書かれていました。

おとなしいといいのですが、パーカー越しに痛みを感じる程に刺してきます。

苦手な方はやめておきましょう。

河村通夫さんのラジオでハッカスプレーがいいと言っていましたので、準備しておくと良いでしょう。

十勝　然別狭野営場

川のせせらぎが気持ちよい。

到着した解放感に浸りながら、管理棟へ向かいます。

今まで他の野営場でも昼間に管理人さんに出会ったことはありません。

今回も例によってご不在のようでしたので、宿泊ではないですが、大人一泊分の料金を払って入場です。

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キャンプサイト

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この日は連休明けの平日でした。

それでもバイカーさんが沢山宿泊していました。

ベンチが多くあり、荷物が少なくて良いのは魅力的です。

その上、温泉完備となるのであれば、人気が出るのも納得です。

大人数でのキャンプではなく、基本ソロの方が多いキャンプ場でした。

大きなテントを張るスペースもありましたので、家族キャンプももちろん可能ですが、スペースは多くありません。

何組も家族でキャンプは難しいと感じました。

水回りの環境

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トイレは野営場といえば、という感じ。

水は流れますが、汲み取り式のトイレです。

トイレットペーパーはありましたが、ハンドソープは有りませんでした。

気になる方は持参しましょう。

炊事場は水の勢いも良く、十分でした。

こちらも石鹸や、ハンドソープは有りません。

国定公園の中なので、洗剤などを使うことはできる限り控えたい。

そんな気持ちも大切に。

どうしても気になる方は、除菌シートで拭き洗いをしましょう。

お風呂に入りたい

こちらのキャンプ場には温泉があります。

キャンプの経験が浅い私にとって、初めての経験です。

お風呂は混浴となっており、水着や下着での入浴は禁止されています。

温泉までは階段を下って100ｍほど歩いた先にあります。

道中電気が全くないので、夜の場合は懐中電灯必須となっています。

雨が多く振って川が増水しているときは、川の水が入り込んでくるという書き込みもありました。

この日は入浴者さんがいましたので、写真はとれませんでした。

画像は鹿追町HPから引用させていただきました。

利用者さんの声では、浴槽床に藻が生えているらしく、とてもすべりやすいという声がありました。

お子さんがはしゃいで飛び込んだりした場合、転んで岩に衝突の可能性もあります。

走ったり、飛び込んだりは絶対にしないようにしましょう。

そしてここにもアブたちはいますので、体中をつつかれない様、お気を付けください。

混浴はちょっとという方

私も含めて、混浴に抵抗がある。

もしくは、藻の生えていない温泉につかりたい方もいらっしゃると思います。

然別狭かんの温泉

キャンプ場から車で3分の距離にあります。

秘湯と呼ばれる、かんの温泉で日帰り入浴を楽しみましょう。

食材や用品を買いたい

然別狭野営場から車で約30分の距離にで鹿追町中心地があります。

スーパーやホームセンターがありますので、食材や用品はあらかじめそろえてからキャンプへ向かいましょう。

その他、コンビニはセーコーマート、セブンイレブン、ヤマザキがありました。

郵便局もありますので、ATMの心配はありません。

Aコープ鹿追店

フクハラ鹿追店

ホーマックニコット鹿追店

洗濯をしたい

コインランドリーAコープ店

まとめ

携帯電話の電波が届かない。

最初のうちは不安に感じていましたが、炭に火が着いた頃には全く気になりませんでした。

むしろ誰かに追いかけられていない解放感というのでしょうか。

非日常が相まって謎の高揚感で楽しくデイキャンプが出来ました。

前の日に自分の仕事をしっかりと終わらせておいた。

そう自分に言い聞かせて、言い聞かせて。暗示にかけて。

温泉は…私は結構でございます。家のお風呂が大好きなので。

最後までお読みいただきありがとうございました。

北海道のキャンプ場を制覇するのを目標にこれからも巡っていきたいと思います。