「替え刃ってどれ使ってもいいんでしょ?」
と、いうことを1000回以上聞かれているので、替刃の互換性はあるのかをメインにして、部品や特徴について簡単にまとめます。
今回はホームセンターによく売られている三種類の折込ノコ
1.SK11 替刃式折込鋸210mm SU-21
2.TAJIMA G-SAW折込式210 GK-G210
3.Silky GOMBOY No121-12
の三種類を比較していきます。
折込式ノコとは
二つ折りで刃を収納できるノコギリのことです。
ホームセンターで売られており、ほとんどが替え刃式となっているため、切れなくなったら、交換することで経済的に使えるノコギリです。
刃の長さは210mm、240mmが一般的です。
が、園芸コーナーにはもっと短いものが用意されていたり、日曜大工コーナーには、刃の長さが400mm近くあるものも用意されています。
本体の値段は210mmのもので、1,500円~2,000円前後と幅があります。

1.SK11 替刃式折込鋸
SK11は藤原産業㈱のブランド品です。
値段の割にクオリティの高い商品を出してくれている。そんなイメージです。
電気工具類から工具箱、ポーチやスコップなどの園芸用品。
DIY用品でいえば藤原産業でそろわないものは無いと言っても過言ではありません。

値段
本体 1,500円前後
替え刃 900円前後
特徴
一般木工用
特殊Uカット目立てで切り粉をスムーズに排出・切れ味アップ
仮枠・内装作業に果樹剪定にも最適
ハードクロームメッキでサビにくく、ヤニが付きにくい
アサリ無し、切り口が大変美しい
ネジ一個だけでの簡単替刃交換
ゴムグリップで握りやすく作業しやすい
2段階ロック

2.TAJIMA G-SAW
カッターや測量機でおなじみのTaJIma ←書体の関係で完璧に書けません。
の商品です。
ホームセンターは段ボール開墾作業が多いので、いつも使っています。
切れ味においては絶大の信頼があります。

値段
本体 1,600円前後
替え刃 750円前後
特徴
仮枠、造作、植木の剪定に
コンパネ、合板、集成材、一般木材、生木
持ち運びに便利な折込式
2段階ロックブレードでキワ切断が可能
刃渡り210mm
切り溝幅1.0mm
刃のピッチ3.0mm
3.Silky GOMBOY 210mm
株式会社ユーエム工業が手掛ける世界に誇る切れ味のブランドです。
切り口の綺麗さを求めて「アサリなし」という言う技術に粋を結集。
鏡面仕上げで切り口の美しさと、堅い木に負けない強靭な刃先を実現。

値段
本体 2,000円前後
替え刃 1,500円前後
特徴
アサリなしで綺麗な切り口
土木工事、建築建前工事、造園剪定
パッケージは簡易携帯ケースになる
乾燥木材、生木、竹まで幅広く切ることが可能
アサリ無し、防錆メッキ、ゴムハンドル
2段階ロック

4.DCMブランド
DCMグループが販売しているオリジナルブランド商品です。
確認したところSK11のOEMであると思います。
SK11の替え刃と互換性がありました。
粗目、細目、剪定用他全てで互換性があります。
部品の比較とロックのボタン操作具合
部品を比較
部品の形はそれぞれ違いますが、ネジ、ワッシャー、ナットの3つで止まっています。
画像はG-SAWのものになります。
ドライバーやコインでネジを緩めて取り外します。

SK11の部品画像

G-SAWの部品画像

GOMBOYの部品画像

ロックボタン

プラスチック
押し心地は固め

スチールにプラスチックカバー
面積が広く押しやすい

スチールボタン
押し心地が非常に軽い
どの機種もボタンを下に押し込むことで、刃のロックを外します。
GOMBOYは押し心地が非常に軽いのに、ロックもしっかりかかるのでオススメ。
G-SAWはプラスチックですが、ボタンの面積が広く、滑り止めの加工がされているので、押しやすかったです。
刃の互換性は? 結果は互換性無し
| 本体\替え刃 | SK11 | G-SAW | GOMBOY | DCM |
|---|---|---|---|---|
| SK11 | ◎純正 | × | × | ○(OEM互換) |
| タジマ G-SAW | × | ◎純正 | × | × |
| シルキー GOMBOY | △グラつく | × | ◎純正 | △グラつく |
| DCMブランド | ○(OEM互換) | × | × | ◎純正 |
ただし、SK11とDCMブランドの商品は互換性があります。
お客さまによく聞かれる、「メーカー関係なく使えるでしょ?」
その質問に答えたいためだけに今回の企画があるようなものです。
結果は互換性ありません。
どのメーカーのものも「純正の刃」を選ぶようにしましょう。
かろうじて「GOMBOY本体にSKの刃」は付けられないことはないですが、ぐらつきがあります。
GOMBOYの軽いフィーリングが失われるだけでなく、力を加えた場合、本体のロックを壊しかねないので、使用はやめておいた方が良いです。
GOMBOY純正の替え刃の値段はかなりしますが、安さを選んで、本体を傷つけては元も子もありません。

SK本体にG-SAWの刃 ×

SK本体にGOMBOYの刃 ×

G-SAW本体にSKの刃 ×

G-SAW本体にGOMBOYの刃 ×

GOMBOY本体にSKの刃 × グラつく

GOMBOY本体にG-SAWの刃 ×
2段階目ロックの角度比較

SK11

G-SAW

GOMBOY
SK11は二段階目にしても刃の角度はあまりつきません。
G-SAWとGOMBOYは同等の角度がつきます。
結果的なもの
| 値 段 | 機能性 | おすすめ度 | |
| SK11 | 安い | △ ボタンの固さ 二段階目の低角 | ★★☆ |
| G-SAW | 安い | 〇 | ★★★ |
| GOMBOY | 高い 替え刃で他の本体が買える | 〇 | ★★★ |
刃の互換性は無し。純正を使いましょう。
DCMブランドとSK11は互換性があります。
使用感は今後まとめていけたらと思います。
GOMBOYはボタンのフィーリングもとても良かったので、切れ味も気になります。
今の所、一番のおすすめはGOMBOYですが、品質の分お値段がお高めなのですね。
年に何度も使わないのであれば、G-SAWの方が経済的ですね。
用途で選ぶ|替え刃の「目」とアサリ
替え刃選びで本体メーカーの次に大事なのが「刃の目(め)」と「アサリ」です。販売現場でも、ここを知らずに切れ味で損している方をよく見かけます。
- 粗目(あらめ):刃のピッチが大きく、生木の剪定や竹、太い木材をザクザク切るのに向きます。スピード重視。
- 細目(こまめ):刃が細かく、集成材や仕上げ切り、きれいな切り口が欲しいときに。スピードは落ちます。
- アサリあり:刃が左右交互に開いていて、切り粉を逃がしやすく刃が挟まりにくい。生木向き。
- アサリなし:切り口が非常にきれい(シルキーGOMBOYが代表)。乾燥材や見える部分の切断に。
「何を切るか」で目とアサリを選ぶと、同じ本体でも切れ味の満足度が大きく変わります。迷ったら、家庭用途は中目〜細目・アサリ無し寄りが扱いやすいです。
折込ノコの替え刃 よくある質問(FAQ)
Q. 折込ノコの替え刃はメーカーが違っても使える?
A. 基本的に互換性はありません。各社とも純正の替え刃を使いましょう。例外としてDCMブランドはSK11のOEMで互換性があります。
Q. SK11・G-SAW・GOMBOYのおすすめは?
A. 切れ味とボタンの軽さならシルキーGOMBOY、価格と替え刃の安さで選ぶならタジマG-SAWが経済的です。年に数回の使用ならG-SAWがコスパ良好です。
Q. 替え刃の交換方法は?
A. ネジ・ワッシャー・ナットの3点で固定されています。ドライバーやコインでネジを緩めて交換します(SK11はネジ1個で簡単に交換できます)。
Q. GOMBOY本体にSK11の替え刃は付く?
A. 付けられなくはありませんが、グラつきます。本体のロックを壊す恐れがあるため、純正の替え刃の使用をおすすめします。
Q. DCMブランドの替え刃は何と互換性がある?
A. SK11と互換性があります(OEM品)。粗目・細目・剪定用すべてでSK11と共通で使えます。
あわせて読みたい:ホームセンターの規格・表記の話(JIS・Fフォースターなど) / 規格・表記の話(LED・PSEマークなど)
ご覧いただきありがとうございました。
コンベックスの比較をしてみました。
興味のある方はご覧ください。