2021年10月、紅葉の見ごろを迎えていそうな上士幌町ぬかびら地区へ出かけてまいりました。
9月末で北海道における緊急事態宣言が解除された最初の週末ということもあり、私含めたたくさんの観光客の方々が紅葉を楽しんでいるようでした。
ぬかびら地区は帯広市から約80km、札幌市から高速道路を使って約240kmほどに位置しています。
旭川市からは、層雲峡と上士幌町を結ぶ三国峠を通り、約130km。
タウシュベツ橋梁をご存じの方も多いと思います。
が、
今日の私の目的は、タウシュベツ橋梁ではございません。
糠平ダムを目当てとしております。
紅葉もきれいでしたが、澄んだ青空の下、山間に鎮座する糠平ダムからの景色を楽しんでまいりました。
糠平ダム
70歳を目前にした発電用ダム
糠平ダムデータ
所在地 北海道河東郡上士幌町
河川名 十勝川水系音更川
型式 重力式コンクリートダム
ゲート デンターゲート3門
水位低下用放流バルブ1基
目的 発電
堤高 76m
堤頂長 293m
貯水量量 19,390万㎥
管理者 J-POWER
着工/完成 1953年/1956年
ダムカード
ぬかびら源泉郷の東大雪自然館の中で配布されています。
ダムを正面に見て左岸から見た堤体の写真です。
糠平ダムは正面から堤体を見られる場所がほとんどないのが少し残念なポイント。
堤体正面に橋が架かっているのですが、交通量が多いうえに、停車するスペースが無いためなかなか正面からの写真を撮るのが難しいダムです。
天端の写真です。
堤頂長293m、向こう岸まで歩くのは至難。
歩いてみました。
下は左岸側から見た堤体の写真です。
こちらからの方が良く見ることが出来ます。
ゲート上から見下ろしてみました。
水位はギリギリゲート下でした。
何度か訪れていますが、一度も放流に立ち会えたことがありません。
ゲート上から正面の橋を見てみます。
もう少しでもっと鮮やかな紅葉が見られそうです。
ダムから見た糠平湖
ぬかびら源泉郷から見た糠平湖
夏にはサクラマス、ニジマス。
冬にはワカサギ釣りができるぬかびら湖です。
上士幌町のホームセンターに釣りエサが置いてありました。
釣り具のバリエーションは少なかったですが、川釣りの最低限はそろえられそうです。
ぬかびら湖でルアーを投げてる親子連れがいましたが、ちゃんと遊漁券買っていたのかな?
第三音更川橋梁
ぬかびら湖よりも上士幌町側にあります。
こちらは近くに駐車スペースが設けられているので、写真を撮ろうと大勢の方がいました。
線路の跡も残されていて、迫力があります。
この橋梁以外にも、糠平湖に行く途中には崩れてしまった橋梁もあり、歴史を感じることが出来ます。
トンネルが多く、道も細いのでよそ見はしていられませんが…
第三音更川橋梁の反対側の写真
橋梁も良いですが、季節を感じに来ましたので、やはり自然を楽しみたいですね。
下の写真は橋梁から少し進んだ先にある場所です。
岩肌がみえるそり立つ岸壁は大迫力でした。
もう少し色鮮やかな風景だったのですが、私のスマホスペックではこれが限界です。
ご自身の目で秋の色を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
以前ぬかびら国設野営場の情報をまとめてみました。
日帰り温泉の情報もまとめてみましたので、温泉を目的とされる方は一度ご覧くだされば、幸いです。
緊急事態宣言が解除されていますので、事前に電話で問い合わせいただいた方が、安全かと思います。
国設ぬかびら野営場
2021年の営業は緊急事態宣言中に終了してしまいました。
2022年は6月25日にオープンを予定しているようです。
一泊大人350円と安いのでバイカーさんに人気のある野営場です。
夏場に利用させてもらった時には、兵庫県からのバイカーさんとお話をする機会がありました。
「ここは近くに商店は無いけど、椅子や焚き火台にできるブロックがあるからいいね。」とおっしゃっていました。
荷物が少なくてすむことはとても良いという評価でした。
秋の装いで少し寂しげな野営場の駐車場に動く影が…鹿だ!!
キャンパーがいないのをいいことに、芝を食んでおられますな。
目が合ってしまった。
もう一週間以内には紅葉が全盛になるのではないでしょうか。
私は黄色い山の方が好きなので、今くらいの色づき具合が一番好きです。
十勝にお住いの皆さまも足をのばしてみてはいかがでしょうか。
山の中です。標高も高いので、寒さ対策は必要です。
この日は太陽が出ていましたが、風が強くとても寒く感じました。
防寒具とともに北海道の季節の移り変わりを楽しみましょう。