糠平湖でワカサギ釣りが最盛期の話

糠平湖でワカサギ釣りが最盛期の話

2022年1月6日より上士幌町の糠平湖でワカサギ釣りが解禁されました。

糠平湖は糠平ダムで作られたダム湖であり、湖面標高520m、最大水深が60mの人造湖です。

ワカサギの他にニジマス、アメマスやオショロコマも生息しており、川釣りを楽しめるスポットとしても有名です。

夏場は夏のタウシュベツ橋梁の観光が有名ですが、冬場でもワカサギ釣りだけでなく、アイスバブル(湖底から湧き上がるメタンガスなどの泡が、氷の中に残される現象)も見られるため、湖面凍結中多くの人が訪れています。

お店でワカサギ釣り用品が売れ始めたこともあり、厳寒の糠平湖にお邪魔してきました。

糠平湖

ワカサギ釣りに行こう

糠平湖の写真

期間はいつから?

糠平湖では2022年1月6日から2月11日までとなっています。

例年は3月上旬までだったのですが、危険個所が多数発生したことで、日程が早まっています。

道具はどうする?

糠平湖周辺で道具のレンタルをしているお店は無いようです。

エサや仕掛けはぬかびら源泉郷の大和みやげ店で販売しています。

他にも上士幌町内のホームセンターに竿やエサ、仕掛けの販売をしていました。

ワカサギ釣りをするために用意するもの

  1. 釣り竿(安いものでリール付き2000円位)
  2. 仕掛け(ハリのサイズ1.5号、おもり付き)
  3. エサ(白さし、赤さし)
  4. 防寒具(長靴や帽子、手袋、スキーウエア等でもOK)
  5. イス(氷の上に直は寒い)
  6. テント(風よけ)
  7. 暖房(カセットガスストーブやカイロ)
  8. アイスドリル(先客が使った穴を再利用も可)
  9. ワカサギを入れるケース
  10. ソリ(道具を釣り場まで運ぶのが楽に)
  11. 携帯トイレ(糠平湖では土日に簡易トイレ有)

いざ出発!

の前に「初心者の私が道具を揃えるなら」をまとめたがこちらです。

周辺情報もまとめてみました。

宜しければご覧ください。

釣り場所はどこ?

糠平湖には二ヵ所の駐車場があります。

三の沢橋梁駐車場と五の沢橋梁駐車場です。

ぬかびら源泉郷のヒグマ珈琲付近にも湖岸に近い駐車場がありますが、ここはワカサギ釣り禁止エリアとなっています。

ヒグマ珈琲横の看板の画像

下の画像の赤丸が駐車場となります。

青丸は釣り人がテントを張っていた場所になります。

三の沢橋梁駐車場

ぬかびら源泉郷から近い駐車場です。

夏場はトロッコに乗って旧鉄道線を走ることができる場所となっています。

三の沢駐車場の看板画像

祝日でしたが、車はまばらでした。

どうやら五の沢橋梁付近の方が人気があるようです。

三の沢駐車場の画像

駐車場に止め、湖の方へ歩いてみました。

周りの木で結構暗い道でした。

湖まで下り坂になっており、気を付けて歩かないとすべってしまう個所もあります。

子ども連れでは歩きたくないかもしれません。

30mほどでしょうか、細い道を歩いていきます。

道が狭くソリを引くのが大変かもしれません。

湖手前で急な下り坂が現れました。

この坂を道具を持って下るのは大変ですし、子どもが帰りに上るのは大変です。

ロープを頼りになんとか転ばずに下れました。

ロープの画像1

いざ人生初、氷の上にライドオン。

糠平湖氷結の画像

氷のきしむ音が湖に響き渡ります。

ドゥーンという低い音が定期的に鳴り、時々ミシミシという音が聞こえます。

三の沢釣り人画像

荷物を持ち込むのが大変だからでしょうか。

釣り人は少なかったです。

静かな環境でワカサギ釣りを楽しみたい方は、こちらが良いかもしれません。

ロープの画像2
帰り道。これ登れるか?

五の沢橋梁駐車場

三の沢駐車場から層雲峡方面に約2km先に五の沢橋梁駐車場があります。

五の沢橋梁駐車場看板

50台ほどのキャパシティがあるようですが、ほぼ満車です。

五の沢橋梁駐車場画像

駐車の方法の画像
入口看板の画像

ガス穴ですと。

こんなこと書かれてしまうと、怖くてまともに歩けません。

注意看板の画像
五の沢橋梁道中の画像

三の沢と比べると道が明るくて、平坦でした。

とても歩きやすいのと、大型のソリを引いても大丈夫な幅がありました。

多くの人が通っているため、迷うことはないでしょう。

開けてきました。

途中バードウォッチングでしょうか。フクロウらしき鳥を撮影しているグループがありました。

フクロウの他にもエゾリスを見かけましたし、ヒヨドリも大きな声で鳴いていました。

もっと近い写真を取ればよかったのですが…

テントは約40張ありました。

コールマンのアイスフィッシングシェルターのシェアが60%でした。

恐るべしコールマン。そしてガス穴ありませんように。

この日いた皆さんはテントを持っていらっしゃるみたいで、青空教室のような方はいませんでした。

テント必須みたいな感じだとハードルが上がってしまうな。

テントが無いと単純に寒いですが。(1月10日気温 -16℃でした

巡回員さんが各テントを回っていました。

釣魚料を回収しているようです。

釣魚料 現地巡回員さんに支払うか、大和みやげ店で支払う必要有り
1日1名 600円
年間 5000円

釣魚料がかかることを知らない方が巡回員さんともめていました。
糠平湖ではワカサギを放流して数を維持しているようなので、協力していきましょう。

週末にはトイレも設置

氷上トイレが設置されていました。

土日祝は設置してくれているようです。

この一か所しかありませんので、女性と子ども優先でと書かれていました。

ワカサギ釣りでなくても楽しみがあります

アイスバブル

湖底から上がるメタンガスなどの気泡が氷の中に残る現象です。

大小いくつもの気泡が何層にもなっています。

大雪山の絶景

冬の澄んだ空気で遠くの山まで見通せます。

今年は雪が極端に少ないですが、大雪山の国立公園の山々は冠雪してとてもキレイでした。

大雪山の景色画像

エゾリス

画像は荒いのですが、真ん中に写っているのがエゾリスです。

エゾリスの画像

最後に

この日はあまり釣果が出ていなかったようです。

巡回員さんが各テントを見て回った結果で聞くには、まちまちだったとのこと。

釣れてないわけではないんだけど、魚群はこの辺じゃないのかもねということでした。

しかし、天気に恵まれ景色もきれいでしたし、フクロウやエゾリスも見ることができて大満足でした。

糠平湖の湖上を歩けるのは短い間です。

寒いですが、寒いからこそ楽しめるレジャーはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。