店員から見た ホームセンターあるある

店員から見た ホームセンターあるある

ホームセンターに限らず、接客業をされている皆さんは、毎日同じようなことで頭を抱えているようです。

自分や他の人の、耳にタコが出来ているであろうことをまとめてみます。

ホムセンあるある

「普通の…」という言葉が嫌い

お客さま
お客さま

普通の窓用のカーテンってこれで大丈夫よね?

ホムセン
ホムセン

窓の種類も様々ありまして、背丈位の高さの掃き出し窓で間違いないですか?

お客さま
お客さま

ん~、昔の普通の家なの。

ホムセン
ホムセン

(・・・、これは一度見てきてもらう必要があるな。)
お客様の背丈より高い窓ならば…(以下略)

「普通の〇〇」という魔法の言葉があります。

とても使いやすいので、いつも私たちの頭を悩ませてくる単語です。

これを言われると、「また、あのやり取りを始めないといけないな…。」と思ってしまいます。

特に多いのは「普通のお風呂のフタ」「普通の水道にあう…」「普通の窓のカーテン」などなど。

ホームセンターに品揃えしてあるものってほとんどが、「いわゆる普通のもの」だったりします。

ホムセン
ホムセン

お客様のご自宅のことは存じ上げないので、一回測ってきていただきたいのですが。

お客さま
お客さま

仕事なのに、何も知らないのね。

なんて言われちゃったりします。辛い言葉です。

まあ、自分たちも接客時に普通の〇〇です。って使ってしまうのですけれど。

別の店で買った商品をうちで買ったと言われる

お客さま
お客さま

(空箱を棚に置いて)これと同じものをちょうだい。

ホムセン
ホムセン

(△△△って書いてあるな。うちのブランドじゃない。)恐れ入りますが、この商品は△△△さんの商品で、うちには置いてません。似たような商品ならあるのですが…。

お客さま
お客さま

いや、去年ここで買ったんだ。あるでしょ?あんた新入りさんでしょ。わかる人出して。

お客さまの中には、ホームセンターなんてどこも一緒だろう、と思われている方が少なからずいます。

ホームセンターにもカインズ、コメリ、DCM、ジョイフルなんて種類があって、それぞれがプライベートブランドを扱っていてですね。

なんてことはこっち側の理論なんだな。って思うようにしています。

困ったことにこういう無頓着な人って結構、横柄な態度で接してくることなのです。

初めてのおつかいの相手をさせられる

お客さま
お客さま

ほら、行ってきて。(少し離れる)

たかしくん
たかしくん

これ下さい。

ホムセン
ホムセン

ありがとうございます。ポイントカードはお持ちですか?

たかしくん
たかしくん

ポイントカードだって?(母親に駆け寄る)

お客さま
お客さま

ほら、これ渡してきて。

たかしくん
たかしくん

(レジに戻ってきて)これ。

ホムセン
ホムセン

ありがとうございます。有料ですが、袋はお付けしますか?(あぁ、レジに列ができ始めた…。)

たかしくん
たかしくん

(母親に駆け寄って)袋だって?

お客さま
お客さま

さっきいらないよって言ったでしょ!

ホムセン
ホムセン

(インカムで)レジ応援お願いしま~す。

夏休みになると初めてのおつかいが多くなってきます。

子ども達の教育のためにお付き合いしていますが、困ってしまうのは、お店が混む時間帯でもかまわずおつかいを仕掛けてくるお客さまです。

お店のレジが一つつぶれてしまいますので、もともと二台しかレジがないお店なんかは苦しいでしょう。

兄弟が別々で待っていたりしたら、もう絶望的です。

周りの状況を見れるようになることも大事なスキルだよ。って親御さんに申し上げたい。

アイフォンとアンドロイドの区別は出来ている、が

お客さま
お客さま

携帯の保護フィルムが欲しいんだけど。

ホムセン
ホムセン

はい。こちらにありますが、機種は何でしょうか。

お客さま
お客さま

アンドロイドなんだけど。

ホムセン
ホムセン

アンドロイドの…エクスペリアですか?

お客さま
お客さま

いやいや。アンドロイドだよ。

3G回線の終了が近づいてきてガラケーからスマホに機種変更される方が増えてきています。

携帯電話での接客の悩みは、充電器がわからないという質問が多いことです。

最近はUSBタイプCの機種が増えてきたため、店員側の迷いは減ってきています。

その上、お客さまもアイフォンかどうかの判断ができるようになってきました。

あと一歩という感じですね。お客さまの進歩も目覚ましい。

あとがきあるある

2021年は猛暑の夏でした。北海道も真夏日が続き、オリンピックのマラソンや競歩を北海道に移したが裏目に出てしまうほどでした。

マスクをつけたままの接客がしんどいなと思いますが、マスクをつけずに来店される方が増えてきたり、お盆で道外のお客さまが増えたりで、ワクチン接種がもっと進むまでは油断できない忍耐の時です。

皆さんのそして、自分たちのお店がクラスターで休業とならないように祈りながら、普段できる除菌作業を怠らないように頑張りたいです。

宜しければご覧ください。