店員から見た ホームセンターあるある その2

店員から見た ホームセンターあるある その2

ホームセンターに限らず、接客業をされている皆さんは同じ様なことで頭を抱えているようです。

バックヤードで話題になる、ふとしたあるある。今回も徒然なるままにかくなり。

ホムセンあるある その2

お客様がわからなくなる

お客さま
お客さま

これの在庫あるかな?

ホムセン
ホムセン

確認してきますのでこちらでお待ちいただけますか?

~~2分後~~

ホムセン
ホムセン

お待たせいたしました。先ほどの商品なんですが、

お客さま
お客さま

? 何の話?

ホムセン
ホムセン

失礼しました! (どこへ行ってしまったんだ)

お客さま
お客さま

(ドライバー、ドライバー)

お客さま
お客さま

(お酒、お酒)

お客さま
お客さま

(お菓子、お菓子)

お客さま
お客さま

(トイレ、トイレ)

お客さま
お客さま

(洗剤、洗剤)

ホムセン
ホムセン

ヤバイ、だれだったっけ。

お客様がその場に留まってくれるなんて期待してはいけません。

しっかりと特徴を覚えてその場を去ったはずなのに、いざ探すと、本当にわかりません。

今時分は特にマスクをしていて、さらにハードモードになっています。

だいたいみんな同じような服装してるし。

気づけば柱の陰に

レジさん
レジさん

いらっしゃいませ。お会計でよろしいですか?

お客さま
お客さま

ちょっと、話聞きたいのに、お店に誰もいなんだけど。

レジさん
レジさん

申し訳ございません。(あれ、みんな売場にいるはずなのにな。ご案内中かな?)

~~売り場では~~

店員
店員

ラベル貼り、忙しいー

店員
店員

書類整理、忙しいー

アルバイト
アルバイト

あぁ、めんどくせぇ

売場に移動式の作業台を持ち込んで仕事をするのですが、なぜかどんどん人目につかない位置に移動していきます。

いつのまにかメイン通路を歩くと誰もいないお店が完成しているのです。

話を聞きたいお客さまはレジの店員に怒りをぶつけて下さるわけです。

みんな、なるべく人目に付く場所にいるようにしましょう。

荷物を車まで運んでいくと

お客さま
お客さま

よいしょ。よいしょ。

ホムセン
ホムセン

!!(両手にいっぱい。さらにカートまで押している。)
お手伝いいたします。こちらをお持ちしますね。

お客さま
お客さま

ありがとう。お願いします。
あの白い車です。

ホムセン
ホムセン

わかりました。
(ん、誰か乗ってるぞ。)

~~車に到着~~

お客さま
お客さま

遅かったな。
あ、それはそこ載せといて。

ホムセン
ホムセン

(手伝ってあげればいいのに。)

人の家庭の事情に口出しするつもりはございませんが、なんで手伝ってあげないんだろうと悲しい気持ちになることがあります。

夫婦で来ていて、夫が車でスマホゲーム中。

40代、60代の親子で来ていて、会計を親に任せて、そそくさと出ていく子ども(といっても40代くらい)。

あれかな?みんなで会計に並ぶとお店に迷惑がかかると思って下さっているんだな。

きっとそうなんだな。このご時世だし。

あとがきあるある

店員の中に接客後、「いちいち聞いてくるなよな。自分で調べろや。」なんて言っている方をよく見ます。

私も昔はそう思っていました。いや、最近までそうでした。

今は考え方が少し違って、もし自分で調べることが出来るお客さまだらけになってしまったら、ホームセンターって必要ないんじゃね?って思っています。

家から出なくても、店舗より安い値段で買えて、しかも無料で配達してくれる。

そんなサービスがあふれている状況です。

実際、ホームセンターなど行かないでAmazonや楽天で買い物をしている人も多くなっているはずです。

そんな中、私たちホームセンターがメインターゲットしていかなければならないのは、いわゆる「自分で調べられない人達」なのではないのだろうか。

こういう人たちを接客することは、大変かもしれない。「接客するための知識の量と時間」が必要になってしまうからだ。

な~んて書き始めると止まらなくなってくるので、この辺でおわります。

宜しければご覧ください。