![足寄町 オンネトー湯の滝](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/27a847dee64dab98cc8104058f052065.jpg)
天然記念物 オンネトー湯の滝
オンネトーとは
足寄町中心部から阿寒湖へ向かう途中、阿寒摩周国立公園内にオンネトーという湖があります。
雌阿寒岳のふもとにある湖で、自然豊かな風景で多くの登山客、観光客を惹きつけています。
![オンネトーの写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817122130-2.jpg)
湖が天候や時間帯で様々な色に変化していくので、神秘の湖と呼ばれているようです。
湖畔に散策路があり、雌阿寒岳や阿寒富士をながめながら、ゆっくりと歩くととても気持ちが良いです。
道が整備されていて歩きやすく、公共のトイレもいくつかあるので、安心して歩けます。
交通手段
自動車で
道の駅「あしょろ銀河ホール21」から約42km
帯広市内から高速道路を使って約108km
札幌市内から高速道路を使って約287km
阿寒湖畔温泉から約21km
道の駅「阿寒丹頂の里」から約60km
オンネトー湯の滝へ
駐車場に車を停めて、いざ歩き出します。
この日は同じタイミングで湯の滝へ歩き出そうとしていた、老夫婦がいらっしゃいました。
結構な重装備をし、クマベルも鳴らしていたので、険しい道なのか!?と心配しましたが、そんなことはなかったです。
スニーカーで十分歩ける道でした。
ヒグマの生息地ではあるので、クマベルは持ち歩いて損はないですね。
夫婦を追い越して一人になった私は心細くなったので、携帯電話に録音しておいたラジオを大きな音で鳴らしながら歩きました。(小心者)
勾配が急な場所もあるので、ストックがあると、なお安心できます。
ちなみに携帯電話の電波は届きませんので、電話は使えません。ネット通信もできません。
音を鳴らす術のない方は、大声で歌いながら歩きましょう。(森のくまさんがおすすめ)
![湯の滝入り口のゲート](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817111943-1.jpg)
車では入れません。
柱の脇に人が通れる隙間がありますので、そこが入り口になります。
スニーカーでも歩けます
駐車場から湯の滝まで約1.4km(20分位)
道中は木陰になっていますので、晴れの日でも直射日光は当たりません
動植物を探しながら歩くと楽しいです
湯の滝の広場に椅子やテーブル、簡易トイレがあります
![湯の滝への道の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113317-1.jpg)
天気は快晴の日でしたが、木々が日光を遮ってくれています。
やわらかい腐葉土の上を歩く感覚で、疲れにくいです。
時々、大きな石や木の根が飛び出しているので、確認して歩きましょう。
![倒木の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113441-1.jpg)
道端に目をやると倒木なんかもそのまま残されています。
エゾリスや、シマリスが出てこないかな。
![案内看板の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113227-1.jpg)
200mおきに看板があります。
![苔の生えた木の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113451-1.jpg)
コケの生すまで。
「コケが生えて、腐葉土になり、そこから新たな芽が出てくるんだよ。」と河村通夫さんがラジオでおっしゃっていました。
あと何年かかるのやら、そんなことも考えていると、あっという間の1.4kmです。
![湯の滝広場の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113734-1.jpg)
広場が見えてきました。
右にある小屋には、テーブルやイスがありますので、疲れたら休むことが出来ます。
自動販売機などはありません。監視カメラはありました。
![湯の滝看板の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113818-1-2.jpg)
天然記念物オンネトー湯の滝
地上で唯一、マンガン酸化物が生成されるとても珍しい場所なのだそうです。
本来は海底で行われるようです。大昔、海だった足寄町ならではなのでしょうか。
![湯の滝にかかる橋の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113952-1.jpg)
橋が架かっており、滝に近づくことが出来ます。
手すりは有りませんので、ご注意を。
![湯の滝を近くでの写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817114147-1.jpg)
この岩肌の黒いものがマンガンなのか?
滝に触れてみると、少し暖かい。
湯の滝と言わるだけあります。
![温泉に生える藻の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817115052.jpg)
天然記念物になる前は、温泉として入れたようです。
この藻とバクテリアがマンガン鉱物を酸化させるということらしい。
![注意看板の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113826.jpg)
1980年代に外来種が持ち込まれてしまったそうです。
駆除するのに約20年かかってしまったことから、このような看板が出されています。
生態系も崩れてしまいますね。
![シオカラトンボの写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817114435.jpg)
シオカラトンボが大量に飛び回っていました。
きれいな青色、産卵の時期だったようです。
写真は撮れませんでしたが、キタキツネの後ろ姿も見ることが出来ました。
クマだけは出てこないで下さいと、切に思いました。
![紫の花の写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817114804.jpg)
紫のきれいなお花です。
ミツバチが蜜と花粉を一生懸命運んでいました。
このお花はいったい何でしょうか。次の写真の下に書きます。
他にも黄色い花も咲いていましたが、グーグルレンズが使えないこの環境。
私には知る術がありません。もっと植物に詳しくなりたい。
![湯の滝のトイレの写真](https://omiyanomatsu.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG20210817113841.jpg)
水の流れを見ていると、無性にトイレに行きたくなるのは私だけではないようで、ちゃんとトイレがあります。
汲み取り式ですが、緊急時にはぜいたくは言えません。
お花の名前はトリカブトでした。
次からは少し距離をとって撮影しよう。無知って怖いな。
ただ、とてもキレイな花でした。
最後に
オンネトー国設野営場でキャンプの際、立ち寄りました。
ゆっくり歩いて、写真を撮って40分位の行程でした。
森林浴とでもいいましょうか、マイナスイオンいっぱいでリフレッシュできました。
何回か行けば、エゾリスにも出会えるのでしょう。楽しみです。
隣りのキャンプ場の記事も作ってみたので、興味があればご覧ください。
https://omiyanomatsu.com/912/camp8/